ゲームギミックについて(空からの落下物(落石・砲弾など))
今回は、落下物に関して、考えてみたいとも思います。
前回の記事は下記となります。
落下物に関して言うと、アクションゲームの場合は、プレイヤーがいる場所に落とす必要があります。
ただし、ギミックが理不尽な当たり方をする場合は、ストレスを与えるだけなので理不尽と思わなように親切に設定する必要があります。
落下物ギミック
落下ギミックのやりたいこととしては、下記のような感じだと思います。
- 空からものが降ってくる
- 触れるとダメージを受ける
- 一定時間で消える
では、ギミックを作る際の問題点を出してみましょう(アクションゲームで考えます)
問題点
作成するためには、下記の項目をクリアしなければなりません。
- 落下物の位置
- 落下物の落下頻度
- 落下地点の明確化
- 落下物の精密差
- 落下物が非表示距離の場合
考えてみると5つが出てきました。
落下物の位置
これは、ギミックを使用する場所は決まっていると思うので、大丈夫だと思います。ですが、高さの問題があります。
例えば、砲弾が降り注ぐ中を通行しなければならない場合に、プレイヤーが180cmの身長だとして砲弾が降り注ぐ高さが100cmだったら、砲弾がプレイヤーの目の前に急に現れ、ダメージを受けることになります。
ですので、場所を決めたら一律でよいので、高さも決めておきましょう。また、落下速度も決めておくと良いです。地面に着弾する時間でも良いです。そこから高さが大体求められます。
落下物の落下頻度
落下物の落ちる個数を決めます。
激しく落ちれば落ちるほど、通行が難しくなりますが、一発当たると、次弾も受け、無限ループとなる場合があります。アクションゲーム開発でよくあることなので、注意しましょう。
ギミックの場所で戦闘を行う場合、戦闘の邪魔になりにくいようにするのと(攻撃する暇がない状態にはならないようにすること)、NPCにギミックの当たり判定があるのか、どうかを決めておく必要もあります。
落下地点の明確化
落下地点は、わからせないといけません。
明確化しないとプレイヤーが相当理不尽だと受け取り、ストレスが溜まります。現実世界では、あり得ないことですが、ゲームは、ストレスをうまくコントロールして、プレイヤーに対して、心地よいプレイを与えなければなりません。
落下地点の明確化というと、よくあるのが、落下物の場合、落下地点に影が落ちる(どんどん濃くなっていって、最大まで大きくなり、濃くなると落下物が落ちてくる)とか、もっと派手にする場合は、衝撃波のようなエフェクト(着弾地点から円状にほとばしる)などを配置するとよいと思います。
落下物の場合変化が必要になります。
落下予兆 → 落下物 → 落下物が地面に着き壊れる → 落下物消える
という流れになるので、ギミックの発注時には、変化がある分だけ用意が必要なので注意が必要です。
私が勤めていたところだと。
- 落下予兆(エフェクト)
- 落下物(オブジェクト)
- 壊れ落下物(エフェクトもしくは、オブジェクト)
という形に用意が必要となります。
落下物の精密差
精密差とは、プレイヤーに対してどのくらいの頻度で当たるのかということです。
例えば、わかりやすくすると、常に狙いたい場合は、プレイヤーがいる座標の上に落下物を落としていきます。
ただ、この場合は、常に狙われるので、戦場のような場合ですと、なんか理不尽な狙われ方をするというのが受けやすいです。
なので、プレイヤーの周囲〇メートル範囲に、〇秒ごとに落下物を落とすとか、プレイヤーをもう少し狙いたい場合は、〇秒ごとにプレイヤーの上から落下物を降らせるとか入れるとよいと思います。
※〇の中は、自由な数字
落下物が非表示距離の場合
これは、一方通行でありつつ、NPCに影響を与えない場合は、問題ないのですが、アクションゲームで戦争もの、自分以外にもいろいろと物事がリアルタイムに動いている場合は、考える必要があります。
例えば、落下物のギミックの使用する場所に、護衛のNPCが通過する場合に、ギミックが起動しているならば、何かしら影響を与えないわけにはいきません。
プレイヤーが近くにいれば、NPCも表示するので、問題ないと思いますが、表示範囲外になった場合に、考える必要があります。
この場合、簡単なのは、一定の時間で、護衛NPCの体力を減らしていくなどが有効ではあります。
また、護衛NPCの戦力などを決めておき、それに合わせてギミックの強さなど変化させてダメージをシミュレーションするという手もあるでしょう。
まとめ
落下物のギミックを作る際には、
- 落下物の位置
- 落下物の落下頻度
- 落下地点の明確化
- 落下物の精密差
- 落下物が非表示距離の場合
上記5つを決めておく必要があります。
見た目に関しては、前回お話したような形で、そのゲーム背景にあったものを考えていけば問題ないです。
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