CAPCOM(カプコン)和解!早く片付けたかった理由
今回は、カプコンが素材データを無断利用したことについて和解が決定したようです。
本和解に伴い、カプコングループは制裁金396,000ユーロ(約50百万円)を支払うことに合意しました。なお、本和解が当社の連結業績に与える影響は軽微です
https://www.capcom.co.jp/ir/news/html/210121a.html
この問題は何のこと?と思っている方は、下記の記事を見てもらうとよいと思います。
5000万は安い?
今回、カプコンは和解金として5000万を支払うことになりました。とはいえ、カプコンの連結業績からしてみれば軽微とのこと。まさしくその通りだと思います。
これは、むしろ裁判が長引いた方が不利なので、早めに手を打った効果的な手だと思われます。
なぜ安いと思うのか
安いと思う理由としては、バイオシリーズのものに何タイトルかにわたって使われていたデータであったこと、また、今後も過去シリーズの売り上げは、あることを考えると、和解金として支払うことが安いと言えます。
また、長引けば、この話題が掘り起こされるたびに問題視され、カプコンの評価が下がることになります。
最近では、ネットがあるため、情報の風化がしにくくなっていますが、そもそも調べなければ出てこなくなる内容なので、早めに対応できた方が会社的にも楽になると思えます。
※そいえばカプコンさん、ハッカー問題の方はどうなったんですかねえ…。
商用データ
商用利用可能データは、契約絡みが結構厄介なものがあります。
利用としては、大まかな条件として4つほどあります。
- 買い切りタイプ
- サブスクリプションタイプ
- 無料タイプ
- 売り上げに対しての一部の金額をもらうタイプ
買い切りタイプ
買い切りは、その名の通り、そのものを購入したらどこで使用しても構いませんというものです。
使った商品のどこかにロゴや製品名を記述しなければならない場合もあります。
サブスクリプションタイプ
年間か、もしくは月払いで一定の金額を払ってもらえればその間は使用可能というもの
無料タイプ
特に条件なしでどこにもでも商用利用できるもの
趣味レベルなら無料だが、商用利用の場合は、お金がかかるものもあります。
売り上げに対して、一部金額をもらうタイプ
売り上げがない場合には、無料だが、売り上げが出た場合はその一部を使用料として払う必要があるタイプ
商用データの細かいもの
上記、4タイプには、下記のものが追加されるものもあります。
- 必ずどこかにロゴや製品名の記述
- 趣味なら無料だが、商用する場合は有料に変更される
- データを扱える使用者の人数制限がある場合がある
会社で使うなら
基本使うなら無料タイプになる場合が多いと思いますが、無料タイプにも権利記載を確認しておいた方が良いです。趣味なら無料、商用なら有料と変化するものもありますので。
基本的には会社でしっかりと長くつかう必要があるならば、購入した方が良いです。
その場合、個人で購入するのではなく会社に買ってもらいましょう。
個人で買って使って、会社に損害を与えた場合、勝手に購入して勝手に使った扱いされてしまいますので、下手すると損害賠償を払うかもしくは、会社を辞めなければならないとか可能性があります。
会社は社員を確実に定年まで守ってくれるものではないので、責任が変にかかりそうな部分は会社にしっかりと管理してもらいましょう。
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