ダウンロードは終わらない!(パッチは続くよどこまでも)
ゲームプランナーの仕事をしていれば、かならずゲームのマスターアップに携わることができると思います。
それはゲームの完成を意味します。
このゲームを完成したらそれで終わりというのが、昔の流れでしたが、現在では、ネットが普及し、そうもいかなくなりました。
ダウンロードコンテンツ、パッチと呼ばれるものが出てきています。
これはコンシューマーゲーム、スマホゲーム、どちらでもよいですが、やったことがある人ならば必ず、ゲームに何か不具合が出た場合に修正パッチが出たり、大幅アップデートやコンテンツを購入した際にダウンロードすることがあります。
ネットの普及により修正パッチ、ダウンロードコンテンツの拡充
最近では、このネットが復旧してしまっているがゆえに、開発がギリギリまで行われる&マスターアップしたのに、作業がまだ続いているなんてことがあります。
特にこのダウンロードができるがゆえに、修正が直せてしまうのが実は厄介だったりします。
なぜなら、このバグは、次のパッチで直そう!とかそういう計画までができちゃうからです。
私がゲーム会社に勤めているときも、その傾向が年々強くなっていくのを感じました。
年々強くなっていったパッチでの修正
本来であれば、マスターアップされれば、それ以上はもはや修正しようのないもので、できることは攻略本のための情報を整理するとかになりますが、それも今では懐かしい思い出となりますね。
攻略本は今では、ネットで情報が拾える時代ですから。
このダウンロードコンテンツ&パッチは、基本的には発売してからも少し続く形です。
コンシューマーとスマホゲームで少し動きが異なるので、そこをちょっと深堀
コンシューマーマスターアップ後
メンバーの一部は、次のプロジェクト参加のために、土日返上で働いていた休日を代休として消化し始めます。
お偉いさんは、次のプロジェクトにそのまま参入もしくは、休みながらの参入
ダウンロードコンテンツを作成するメンバーは、そのまま継続して作り続けます。
スケジュールによっては代休を少しずつ消化し始めます。
長期での代休を消化する文化のコンシューマー
このような流れのため、ダウンロードコンテンツメンバー&パッチのために全員が残っての作業というわけではありませんが、継続して作業を行う形になるメンバーもいるため、長期戦を延長という形のイメージです。
また、ダウンロードコンテンツ次第ですが、これが次に参入するプロジェクトの開始に近い場合は、休み消化もままならず参加ってのもありえます。(よほどのことがない限りはないですが、あるときはある)
※ちなみに私は、代休がたまりすぎて、代休のみで2か月ほど休みを取ったことがあります。
※ちなみに『いいな~』と少しでも思った方、その2か月休みは、2か月分の土日祝日が潰れてあとからもらっているものですからね。なのでかなり過酷な作業をやったあとの休みとなります。
スマホゲームマスターアップ後
スマホゲームの場合は、マスターアップ後が実は勝負の時だったりもします。
これはどういうことかというと、スマホゲームの場合は、リリースした段階が一番やばい状態です。
※同時接続数が多すぎてサーバーのパンク、予期せぬゲーム終了など
このような状況があり得るため、リリース後にもほぼ大体のメンバーが作業をした状態になります。
そのため、コンシューマーよりも後半に切り詰めて作業するというよりは、平均的な作業よりも負荷が高い状態を後半ずっと維持して作業しているというイメージです。
大型アップデートがやってくる!
また、リリース後にある程度片付き、作業が落ち着いてくるとほかのプロジェクトに移動し始めます
が、スマホのゲームは、アップデート作業があります。
そのため、開発時のメンバーよりは減りますが、ダウンロードコンテンツを作成し、継続した作業を行っていきます。
季節イベントなども開催しなければいけませんからね。
そのため、スマホゲームは、コンシューマーゲームより長期の休みが取れにくい傾向にあります。
その分、土日出勤してまで作業するというのが見えにくいところだったりもしますけどね。
なので代休がたまりにくい形になっています。
休み消化の仕方や働き方は会社によって違う
これは、あくまでも私の例なので、ほかの方の場合は違う可能性もあります。
また、昔アニメ会社で働いていたときは、代休などないところだったので、そもそもが終わったところで休みがないところでした。
まあ、土日のどちらかが休めればいい方というレベルでしたからねえ…。
と、ブラック自慢してもしょうがないので、今現状の会社がもし働きまくった末に休みもなく、過酷な状況に常に置かれるのであれば退職してしまって楽になるもの良いと思います。
体を壊しても会社は面倒見てくれないので、そこを考えながら楽しいゲームを作っていってください。
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