天候のギミック、それはゲームを雰囲気を作り出す最高のギミック(天候編②))
今回は、ギミックという形ではありますが、プレイヤーをはめるためのギミックではなく見た目を上げるためのギミックとなります。
前回の記事
で、霧を紹介しましたが、この霧のギミックは見た目とゲーム性を結びつけることができやすいものです。
ですが、見た目上作成した方が良いギミックが存在します。
背景を飾り付ける
ただの平地にポツンとプレイヤーが立っていた場合これほど、むなしい画面はないでしょう。
ですので、建物、地面の起伏などで背景の造形を描き、世界を作っていく必要があります。
この世界を作っていく上で見た目上のギミックは非常に役に立ちます。
飾り付けるギミックとは
基本的にギミックと呼ばれるものは何かしらの反応をすることができるものです。
例えば、この世界で、人間が主人公で街中らから始まる場合考えられるのは
- 人より大きい物(車・飛行機・重機・信号機など)
- 人物や動物
- 家電(テレビ・扇風機・照明・冷蔵庫など開閉できるもの)
- 天候(雲・太陽・雷・雨など)
と、実はギミックとして仕込めるものはたくさんあります。
実際の動きを取り込むイメージ
人より大きい物(車・飛行機・重機・信号機など)
車であれば、走行している止まっていて、ハザードランプを付けている。飛行機であれば上空をアクロバット飛行している。
重機工事現場で土を掘っているとか、クレーンでものを移動させている。
信号は、青から赤へライトの点灯の切り替え
人物や動物
ここはいろいろなゲームで出ているのでわかると思いますが、人物であればだれかと話している、歩いている。座っているなど、実際に人のいるところで周りを見渡してみると1個1個の動作を見てみると面白いです。
家電(テレビ・扇風機・照明・冷蔵庫など開閉できるもの)
この手のものは、近い時間帯にはだれかいたというのを想像させることができます。よくホラーゲームとかであるパターンですね。
天候(雲・太陽・雷・雨など)
今回の記事タイトルもののですが、一般的にはここをうまく制御して見栄えをあげるというのが、多いです。
雲は、風に流れている形に、太陽は、日が落ちる、雷は空を走る雷、雨は水滴を降らせるなど。
表現はしやすいものが多いですが、凝った内容にすると途端に処理をくいます。
ただ、天候系は、基本的に空で行われるので、カメラが地面方向を見ている場合は、見えない場合が多く、イベントのワンシーンのみ見れるなど、限定的に鳴ってしまう場合があります。
見栄えギミックは臨場感が出る
人物の後ろでちらりと見えているものが動いていると、絵が生きてくるので、臨場感を感じることができます。
動きがない場合、ゲームが停止している可能性もあるので、動くものを用意はしておいた方が、ゲーム自体が止まっているのかどうかの判断も付きます。(開発者目線ではありますが)
見た目だけのギミックはコストが高い
ただ、これらの見た目上のギミックは、制作コストが高いものが多いです。
なぜならば、ゲーム性には全く関係ないからです。この見栄えの良いギミックを作れば、ゲームが面白くなる!ってのは、ないです。
なので、作る場合は、他のギミックの機能を上手くつかって流用しながら再現するとコスト面を抑えられていい見栄えのゲームを作成することができると思います。
天候のギミックは注意が必要
タイトルのものに戻りますが、天候ギミックは、コストが高い可能性があります。
また、このコストも作成コストの場合もありますが、処理コストの場合もあります。
天候は、半透明の重なり合いで表現されているものが多く、この処理は、現在のコンシューマー、PCなどのゲームでは、重なりの部分をリアルに計算するため、処理コストが非常に高くなります。
※PS2の時代は、逆に問題なかったんですけどね
作成時に注意する天候
液体や気体系の天候を使う場合は、注意です。
例としては、水と霧
水は、透明なので重なる可能性があります。また、滝、川、海と範囲が広く制御も難しいもものがあり、これをリアルにやろうとするとまず、実装コスト、処理コスト共に死にます。
霧は、前回の記事にも書いた点を注意しながらやれば問題ありませんが、霧を単純に実装しただけでは、間違いなく処理落ちをします。
水を豪華に使う場合
水の表現を豪華にする場合はずばり、一番手っ取り早いのが、ゲーム性や物語に水が重要なファクターを持っている状態にする必要があります。
簡単な例を言うと、例えば、サーフィンのゲームだったり、水中の中を探索するゲームとか、これらのゲームは、水という要素がなければ実現しないものとなるので、豪華にする割合が増えます。
逆の場合
荒廃した世界を歩く、宇宙空間でのロボバトルとかは、水の要素が薄いため、表現を豪華にする必要がありません。
むしろ水の要素を作ってしまうとそこに負荷がかかりすぎてしまう可能性すらありえます。
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