ゲームを作成するうえで、企画書を作成する場合があります。会社によっては、その会社の伝統的な作り方があったります。また、その伝統的なものでも、会社の人によっては、アレンジされている場合があります。
基本的には、ゲームの企画書は、自分はどんなゲームを作りたいのか?考えたそのゲームはどんな面白さがあるのか?を説明するためのものです。
そのための企画書を作成しなければならないのです。
企画書の枚数と内容
私は、基本仕様書の方をよく書く人間だったので企画書の方はあまり書いたことはありませんでした。ただ、会社、先輩から常に言われていたのが、企画書は書くならページ数は、1~2枚程度に収める。とのことでした。
なぜ、1枚~2枚の少ない枚数にするのか?
基本的に企画書を見せて、企画の決定権を持っている人は、時間がない場合が多く、ページ数が多すぎると時間をかけてみなくてはいけないため、放置しがちになります。そして、時間が出来たからと言って全部見れる保証もなく、途中で見なくなることが多々あります。また、途中まで見たとしても、あとで続きを読んだときに、前の情報を忘れている場合もあり、その場合は、再度読み直さなければなりません。
なので、読むのを途中で放棄する可能性があがります。(企画書を書いた人にとっては、負のループに陥ります。)
そもそもページ数が多いということは、それだけ自分がやりたいゲームに対して細かい内容を盛りすぎていることと、そのゲームの主となるものが自分でもわからない状態になっているからです。
なので、自分が一番表現したい内容を書き記すことが大切になります。
- 自分のやりたいこと(表現なのかゲーム性なのか)
- 簡単な図をいれる
- 大きな問題点はあらかじめ潰しておく(質問されたとき、答えられるなら明記しなくてもよい)
- 細かい問題点はそもそも作るかどうかわからないので気にしない(そこが気になると突っ込まれるのであれば、考える程度)
- 作成したいゲームに対しての想いをいれる、もしくは見てもらう時に伝える
企画書は、どんどん書くべし
自分が考えている企画はこんなに素晴らしいものであり、こんなに楽しんだぞ!というのが読み取れたり、また、書類を作るのが苦手であれば、上司にその思い、自分が開催した会議などでの伝える練習にもなると思います。企画書は、文字だけでなく、絵を添えるといいのですが、その絵も別にうまい絵をかかなければならないというものでもありません。外部に出さないのであれば、他のタイトルのゲームを図を入れたりと、伝えることを意識してください。外に出す可能性があれば、あたらめてそこは直す必要があります。(内部資料であれば、わかりやすくした方がいいです。)
一発でいいものができる人なんてそうそういません。なので、どんどん自分の想いを企画書にぶつけてみましょう!
そして、自分が作った企画書で会社がゲームを作り、それが発売される。
これは、最高の展開になります!
産みの親になれるのは、正直一握りの方だけとなるので、非常に苦しい戦いになりますが、出来上がったときの達成感は、測り知れないものとなります。
企画書のルールは伝わればOK。先人の企画書が見れるなら見ておいた方がいいです
企画書の参考になるものとなるとなかなか存在しないのですが、星のカービィーの制作者である『桜井政博さん』の本が、非常にいい本です。
何冊が出していますが、企画書をそのまま載せているものもありますので、見てみると、勉強になると思います。
桜井政博のゲームについて思うこと 2015-2019【電子書籍】[ 桜井 政博 ] 価格:1,650円 |
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