ハル研訴えられる!ゲーム会社の働き方について

ゲームプランナーの考え方

ハル研訴えられる!ゲーム会の働き方について

ハル研が訴えられる事件が起きましたね。

ほんとはもう少しこの件については早く書くつもりでしたが、いかんせん、Googleに踊らされていたという事件が私の方にもありまして…。

で、ハル研の事件とは何かといいますと。

下記のページでも見ることができますが、

Yahoo!ニュース
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要約すると、元従業員の方が時間外手当と深夜手当の未払いについての訴えを出し、労働基準監督署から勧告を受けたとうお話です。

これ、真実はどっち視点なんだろうな?というのが私の意見でもあります。

どっちの視点でもあり得る話だから厄介だなと。

この視点とは、従業員側の視点(今回訴えた方)、会社側の視点ということです。

今回の問題点(ニュース)からの情報になりますが

  • ①本来の業務と関係ない仕事が回ってくる
  • ②ひとりでは対応できない分量の仕事を押し付けられる
  • ③会議、打ち合わせが定時外に設定される
  • ④残業代(時間外手当・深夜手当)が出ない

となっています。

今回私が疑問に思ったのが

  • 会社的には見込み残業手当とかあるのかな?という点
  • ひとりで対応できない分量を与えられているなら相談できなかったのかな?という点

の2点が気になりました。

見込み残業

会社によってですが、見込み残業手当として20時間分(会社によって異なる)を給料に最初から載せて契約する場合があります、その場合、残業時間0時間ならそのままですし、20時間と設定されているならその間の残業はすでに支払われているということで、時間内であれば、残業手当は、出ない感じです。

ただし、深夜残業は別ですね。

例えばの話、見込み残業が40時間とすると、1か月の稼働は土日休みにすると、20日ぐらいになります。この20日で、40時間を割り振ると8時間労働が基準とすると毎日10時間労働になります。

で、深夜手当が22時ぐらいからの発生にして(私が勤めていた会社がそうだった)、ゲーム会社は始業時間が大体午前10時なので、そこから10時間だと21時に終わります。(休憩時間1時間込み)

まだ、深夜残業が発生する時間じゃないので、もう1時間増やすこともできます。なので、見込み残業を60時間にすると20日で毎日3時間の残業時間が発生しますが、お給料は変わりません。

ってな感じで、見込み残業時間を60時間にしちゃうとこういうこともできます。

休日出勤が入るとこの前提は崩れる

休日出勤すれば、その分見込み残業時間減りますし、休日出勤なので代休も発生します。

そのため見込み残業時間が早く減ります。

テレワークで残業禁止にされてた

残業禁止にされてたのになぜ会議が設定されるのか?不思議です。

残業禁止出されているなら、それを掲げて会議に出ないってのもありだと思いますけどね。

残業手当だすからとか、特別な事情により会議をやるならまだしもですが。

ひとりで対応できない量の仕事を与えられてた

これ、上司に相談すれば解決したはずです。

解決できなかったのであれば、無能な上司です。そもそも終わらない量を渡すのであれば、分担の意味ないですし。

スケジュールも管理しているはずなので、どこまでにこれは終わりますというのがスケジュール組む時にわかっているはずです。

ここ、不思議なのが、元従業員の方の能力がどうだったんかってのも実は気になるところでもあります。

このひとりで対応できない量というのは、この方が対応できない量で、他の方は対応できた量の可能性もあります。

最近の若者はー!

最近の若者はー!という意見もあるともいますが、どっちが悪いのかは、これはもう少し情報がないと難しいのかなと思います。ただ、訴えで元従業員側が勝ってはいるので、会社が悪い(上司のせい)が可能性としては高くなったのかなと思います。

昔と今の働き方が違うのはしょうがないかなと

昔のリゲインのCMとか今ならパワハラものでもありますからね。

子供ながらにあのCMはよく記憶に残るCMだったので、今でも簡単に思い出せますね。

『24時間働けますか~♪ビジネスマーン、ビジネスマーン、ジャパニーイズ、ビジネスマーン!』

ただこれだけはゲーム作るのであればわかって欲しい

ゲームって、簡単に作れるものじゃない!

特に新規タイトル、ナンバリングじゃないものであれば、そのヒットタイトルにするためには、相当の覚悟と犠牲を払う可能性があります。

運よく楽に作れたとか可能性としてはありえますが、大作と呼ばれているものには、産みの苦しみが必ずあります。

(※長時間労働、過酷な労働をずっと続けろ!ってことを言っているわけではないのです。)

実は、新規ゲーム作る中で病んでしまう人は実は少なくありません。

それだけ多大なプレッシャーの中でゲーム制作というのは行われているのです。

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