スペックによってゲーム性は変わるのか!?
スペックによるゲームの違いを今回は記事として書いていきます。
スペックによってゲーム性は変わるのか!?
答えは簡単で、
『変わります!』
なぜなら、スペックでゲーム性を狭めることは多々起きますが、逆に広げるということになるのは、初期段階ぐらいで、なおかつシリーズものなどの知識と経験があるものです。
ゲームは作成する前にすでに作る目標となるものが出来ているため、それを作っていきます。それを作り上げていく際中にスペックに余裕がない場合に変更が加えられることが多いです。
なので、スペックによってゲーム性を狭めることは、よくあることと認識しておいた方が良いです。
高スペックの場合
まずは、高スペックですがゲーム性が変わらないわけではないが、変わりにくいです。なぜなら、現状やりたい表現やゲームの仕様をスペックがカバーしてくれるため、実装出来てしまうからです。
私が関わった中で、一度PS2からPS3になるときに、まだスペック的に問題ないから追加できるよ。など言われたことはありますが、それ以外だと、なかったですね。
なので、高スペックの場合にゲーム性が変化するのは、ほぼなかったです。
低スペックの場合
PS3からPS2の移植などには、かなり手こずった印象があります。ゲーム性を変えないための工夫をふんだんにしましたが、結構無茶なことをしていたし、PS3買った方がいいよ…。と思うこともしばしば・・・。
移植となると大抵、何かおまけを付けなければならない(モードとか新キャラとか)感じですが、それ自体は、そうでもなかったのですが、ハード的な限界を超えている中で、ゲーム性を変えないようにするという事が、かなり厳しい感じです。
夢を見過ぎた場合
これもあったのですが、高スペックだからなんでもいけるやろ!的な考えで進んだ時がありまして、その時には、かなりの大ダメージを受けました。
ゲーム性がほぼ変わる形となり、一番最初の企画書とは・・・。という感じもありました。
先輩(会社のゲーム制作経験者)の声を聞く
知識と経験から来るものが多いですが、この程度ならいける、これ以上ならまずいなど、何かしらの基準を設けておくほうが良いです。
経験者から前回のゲームはどうだったのか?など調べておくと、ゲーム性の変更が少なくて済む場合があります。
また、スーパープログラマーと呼ばれる、一種の変人(天才)がいる場合は、仕様の変更がほぼしなくてよい場合もあります。
多分プロジェクトに一人いれば、すごいレベルではあります。自分の担当パートで一緒に組むことになるかは運ですが。
大事なこと
基本的にNGな考え方があります。
それは、『数』についての考え方です。
なんちゃら無双などは、敵兵などがワラワラ出てくることにより、その複数の敵を一振りでなぎ倒したりすることによる爽快感を得るゲームとなっておりますが、この敵兵がワラワラというのは、実は大変なのです。
ここでいう敵兵の『数』をどんどん増やせば、負荷が上がります。これは、簡単に思いつく内容だと思います。負荷をあげる要素を入れれば入れるほど、ゲーム性を保つのが難しくなります。
現実世界のように自分の視力が良ければどこまでも見れるというものがゲームの世界では表現できません。なので、ここにどのようにプレイヤーを騙すための手法を入れるのかということを考え、自分が考えているスペックのゲームにする必要があります。
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