なぜ?ゲームの開発長期化するのか、これには理由がある!
今回はこのゲーム開発期間がどんどん長期化している理由についてのお話です。
大きく分けると3つの項目の問題があります。
- クオリティ
- 人材
- お金
クオリティ
これは昨今のゲームをやっている人ならば良くわかると思うのですが、ゲームのクオリティはものすごく上がっています。
映画でCGなどが使われていることもありますが、ゲームの世界でも現実と間違えるほどのクオリティを作り出すことができるようになりました。
この作り出せるようになってしまったというのが、実は時間がかかります。
昔のゲームのようにドット単位レベルの容量を使うこともなくなった
昔のようにドット絵を描けばいいわけでもなく、テクスチャの容量で、この16×16の範囲あれば、あとオブジェクト作れる!とかそういうのがなくなりました。
デザイナーとしては、制限を緩くされ、表現の幅が上がっているため、時間をかけるとその分クオリティをあげることができてしまうというのが原因になっています。
また、2Dから3Dが主流になり、3Dモデルで表現できることがかなり増え、さらなるクオリティのアップをはかれるようになりました。
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人材
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、今のゲーム開発の人員については、本当に関わる人が多くなりすぎているところがあります。
大きいプロジェクトだと200~300人とか行きます。
これは、色々な要素が盛りだくさんに入れられているため、とても少人数では短い時間で作ることができないからです。
そのため、大手の大規模プロジェクトでは、プロジェクトが終わるまでに喋ったことがない人が結構います。
隣の人が誰なのか、何をやっているのかも不明な場合がある
これは、ある意味分業が上手く進んでいるということでもありますが、横が見えず、何をやっているのかわからない状態にあります。
そのため伝達不足などが起きえる可能性が高く、大規模なリテイクが出しにくくなってりしています。
ゲームの方向修正などを行おうとした場合には、とても大きな舵取りをしなければならず、時間も労力も使う感じになります。
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お金
誰しもがわかる、この問題。
昨今のゲームは、遊びのクオリティ、見栄えのクオリティを高く求められる傾向があります。このため、それに合わせるためにたがくの費用を投じて、クオリティを出す必要がありま。
初期のゲームのようになんでも出せば、大ヒットとは言わずとも、かなり売れるという時代がありましたが、今はそのような時代ではなくなってきてしまっています。
シリーズに頼るゲーム開発になってしまっている
そのため、お金の稼ぎやすいシリーズものを多く作成する傾向があり、そのシリーズものも続いているため、膨大なデータ量となっています。
シリーズは、前作を超える!という気持ちで作成するため、前作よりボリュームが上がる傾向があるため、どんどん作業が増える結果となります。
ボリュームがやばい!
では、新規タイトルならボリュームが増えないのではないか?という話もありますが、新規タイトルの場合は、売れるかどうかわからないプレッシャーがあります。
特に、他の売れているソフトと比べなければならないので、シリーズものとかと比べなければなりません。そうなった場合、やはり、ボリュームが不足している、クオリティが低いなどの問題が起きやすい傾向があり、トライ&エラーができる会社でないと新規タイトルを作り出す体力がなかったりします。
どんぶりの上にどんどん乗っかっていく具材
ゲームタイトルの製作期間が長期化は、上記の流れを見ても、単純なものが複合されて、複雑に絡み合っているためそれを紐解いて問題を解決という感じではなく、そのままその絡み合ったものにさらに盛っていくスタイルを突き進めた結果だと言えるでしょう。
インディーズゲームが目を覚まさせてくれるかも
昨今では、インディーズゲームで自分の好きなゲームを作るというのがあります。このゲーム、『Vampire Survivors』というゲームはかなりの高評価を得て、グラフィック押しではなくゲーム性が良いんだ!というイメージを付けてくれました
『Vampire Survivors』がたまたま目立っているだけで、他にもいいインディーズゲームはあるんですけどね。
とはいえ、水辺に小石を投げた程度かもしれませんが、少しは効果は出てくると思います。
これによって、クオリティ、人材、お金の面の流れが少しでも変わるとゲームタイトルも結構出やすくなって、なおかつ開発費も回収しやすくなるんではないかと思います。
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