3Dゲームに出てくるCGのポリゴンとは何?
3Dのゲームをやっている方は、何となくわかると思いますが、3Dゲームでは欠かせないポリゴンのお話です。
このポリゴンは、今更感があるものですが、ゲームを作るうえで、知らないといけない道にあるものです。
ポリゴンとは何か?
それは、簡単に言えば、三角形の板です。
ゲームはこの三角形の板がたくさん集まって物体の形を形成しています。
ポリゴンの三角形の板を構成する3つの点、この1点のことを『頂点』と呼びます。
頂点と頂点を結ぶ線のことを『エッジ(辺)』と呼びます。
3つの点の集まりが一つの三角形の板を形成していて、それを『ポリゴン』と呼びます。そして、一つの三角形の板を1ポリゴンという形で計算されます。
8000ポリゴンで作られたものがある場合は、8000個の三角形の板があると思っていただければと思います。
三角形の板の集合体でキャラクターは表現されている。
コンシューマーゲーム機や携帯ゲーム機、PCゲームなどで表現された3Dモデルは、三角形の集合体で表現されています。
プランナーの方で3Dツールを使ったことがある方であれば、ポリゴンが何となくわかると思いますが、触ったことがないとなんかゲーム上でキャラクターを作っているのがポリゴンなんだという認識があれば良いです。
ポリゴン数は、表現力の高い(スペックの高い)マシンであれば、ポリゴン数をたくさん表示することができます。PCは性能がピンキリですが、コンシューマーゲーム機であれば、プレイしているゲームで表現されているキャラクターなどが表現出来てるポリゴンの数です。
PS4とPS3のゲーム比べた場合キャラクターの輪郭がカクカクしていたりする場合は、それだけスペック的にポリゴン数を抑えなけれならないものだと思っていただければと思います。
表現力が高いものは、多くのポリゴンを表示できる
また、携帯ゲーム機では、 コンシューマーゲーム機 ほどのスペックがないため、キャラクターが四角や尖った部分が存在するイメージがあると思います。その部分がポリゴン数として影響を与えています。
実際には、ポリゴンだけが見た目を作るものではありませんが、輪郭を形成するものはポリゴンの数細かく表現しなければならないため、ある程度のポリゴン数は必要となります。
ポリゴンに絵(テクスチャ)を張ることにより質感が表現される。
上記のような車は、車の輪郭を丸めたりするためにはポリゴンが必要です。
形をポリゴン、見た目の質感や光源などは、3D用語では、マテリアル、テクスチャ、ライトなどで表現するという感じですが、今回は、ポリゴンなので、とりあえず、形を形成しているのはポリゴンなんだと思っていただければと思います。
CGツールでは、三角形よりも四角形で作っている場合が多い
余談となりますが、3Dツールでキャラクターなどを作成している場合、四角形で作成することが多いです。ただし、これは一時的なもので、最終的にゲームで表現される場合は三角形に変換されています。
三角形の変換により、キャラクターの動きがおかしくなる場合もあり、その場合は、ある程度三角形に手動で分割しなければならない場合があります。
動きについては、3Dのキャラクターは実際の人間と同じようにのボーン(骨)と呼ばれるものを設定してアニメーションを付ける必要がありますが、それはまた別の記事にて。
今回のポリゴンに興味がわいてみたという方は、3Dツールで無料で使えるblenderなどをお試しで使ってみるといいと思います。ポリゴンのこともそこで、さらに感覚的にわかると思いますので。
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